政府・日銀は4~5月の大型連休中に、過度な円安を是正するための為替介入を2回行い、そのうち4月29日の介入額は5兆9185億円と、1日のドル売り円買い介入額としては過去最大だった。財務省が7日に公表した、4~6月の日ごとの為替介入実績でわかった。
4月29日の介入額は、それまで最大だった2022年10月21日の5兆6202億円を上回った。今年5月1日にも介入を実施し、介入額は3兆8700億円だった。
大型連休で東京市場が休みだった4月29日は、アジア市場で約34年ぶりとなる一時1ドル=160円台まで円安が進んだ後、一時154円台まで急速に円高に振れた。また5月1日(日本時間の2日早朝)の米ニューヨーク市場では、1ドル=157円台半ばから、円が一時4円ほど急騰した。いずれも介入があったとみられていた。
財務省は4月26日~5月2…